それから私たちは家へ戻ってきたのだけど、互いに火照った心を抑えられなくてムズムズしている。
私は再び外へ出て、カサブランカのプランターを眺めたりしているが、どうも落ち着かない。
そこへ佳代子も出てきた。 「これ、何か植えてるんですか?」
「ああ、カサブランカだよ。」 「カサブランカ?」
「そう。 白百合だね。」 「そっか、白百合か。」
目を輝かせている佳代子を見ていると私はまたまたドキドキしてしまう。
「私も花くらい育てたかったなあ。 白百合っていいですよねえ。 育てたい。」
通りをバイクが走って行く。 静かな静かな土曜日である。
暫くプランターを見詰めていた佳代子は思い出したように私に甘えてきた。 「今日も泊っていいですか?」
「いいけど、親が心配してるんじゃないの?」 「なんかねえ、一人暮らしを始めてから心配しなくなったんですよ。」
「そんなもんかなあ? 私が親だったら心配でたまらないけど、、、。」 「心配してくれるんですか? 嬉しいなあ。」
私はどうも佳代子に会って以来、ドキッとしっぱなしである。
丸顔で愛らしい彼女のことだ。 心配しない親は居ないだろう。
でも現実にはどうなのだろうか?
夕方になった。 佳代子は一度、部屋に戻って着替えを持ってくるという。
「パジャマも忘れないようにね。 寝る時に大騒ぎしたくないから。」 「分かりました。 心配性なんですねえ。」
振り向きながらニコッと笑う佳代子を見送ってから私も洗濯を始めた。 数日、洗濯物を貯めっぱなしだったから。
洗濯機のブーンという音を聞きながら佳代子のことを考えてみる。 嫁にしてもいいかな。
でも20も離れてるのに本当に愛し合えるんだろうか? 取り越し苦労だとは思うが、どこか心配でも有る。
もっと若いほうがいいのではないか? 年の差カップルもいいけれど、、、。
お茶を飲みながらテレビを見ている。 最近ではYouTubeも盛り上がっているが、やっぱりテレビ番組のほうが落ち着くのである。
長年付き合ってきたからかも。 そりゃあ、80年代に比べたら面白くは無いけどね。
もうすぐ8時になろうかという頃、チャイムが鳴って扉が開いた。 「遅くなってごめんなさい。」
買い物袋もぶら下げた佳代子である。 「どうしたの?」
「今夜も飲みたいなと思ってお酒と総菜も一緒に買ってたら遅くなっちゃって、、、。」 照れ笑いをする佳代子は買い物袋をテーブルに載せた。
「まあまあ、こんなに買っちゃって、、、。」 「余ったら明日食べればいいから。」
そう言って冷蔵庫を開ける佳代子、、、。 ますます妻に見えてくるのである。
お節介にも見えるし、それが彼女のいい所なのかもしれない。 こんなおじさんに見せるような愛情ではない。
ポカンとしていると佳代子は缶酎ハイを私に差し出して「乾杯しましょう。」と言った。
それから二人で祝杯を挙げて布団に潜り込んだのである。
私は再び外へ出て、カサブランカのプランターを眺めたりしているが、どうも落ち着かない。
そこへ佳代子も出てきた。 「これ、何か植えてるんですか?」
「ああ、カサブランカだよ。」 「カサブランカ?」
「そう。 白百合だね。」 「そっか、白百合か。」
目を輝かせている佳代子を見ていると私はまたまたドキドキしてしまう。
「私も花くらい育てたかったなあ。 白百合っていいですよねえ。 育てたい。」
通りをバイクが走って行く。 静かな静かな土曜日である。
暫くプランターを見詰めていた佳代子は思い出したように私に甘えてきた。 「今日も泊っていいですか?」
「いいけど、親が心配してるんじゃないの?」 「なんかねえ、一人暮らしを始めてから心配しなくなったんですよ。」
「そんなもんかなあ? 私が親だったら心配でたまらないけど、、、。」 「心配してくれるんですか? 嬉しいなあ。」
私はどうも佳代子に会って以来、ドキッとしっぱなしである。
丸顔で愛らしい彼女のことだ。 心配しない親は居ないだろう。
でも現実にはどうなのだろうか?
夕方になった。 佳代子は一度、部屋に戻って着替えを持ってくるという。
「パジャマも忘れないようにね。 寝る時に大騒ぎしたくないから。」 「分かりました。 心配性なんですねえ。」
振り向きながらニコッと笑う佳代子を見送ってから私も洗濯を始めた。 数日、洗濯物を貯めっぱなしだったから。
洗濯機のブーンという音を聞きながら佳代子のことを考えてみる。 嫁にしてもいいかな。
でも20も離れてるのに本当に愛し合えるんだろうか? 取り越し苦労だとは思うが、どこか心配でも有る。
もっと若いほうがいいのではないか? 年の差カップルもいいけれど、、、。
お茶を飲みながらテレビを見ている。 最近ではYouTubeも盛り上がっているが、やっぱりテレビ番組のほうが落ち着くのである。
長年付き合ってきたからかも。 そりゃあ、80年代に比べたら面白くは無いけどね。
もうすぐ8時になろうかという頃、チャイムが鳴って扉が開いた。 「遅くなってごめんなさい。」
買い物袋もぶら下げた佳代子である。 「どうしたの?」
「今夜も飲みたいなと思ってお酒と総菜も一緒に買ってたら遅くなっちゃって、、、。」 照れ笑いをする佳代子は買い物袋をテーブルに載せた。
「まあまあ、こんなに買っちゃって、、、。」 「余ったら明日食べればいいから。」
そう言って冷蔵庫を開ける佳代子、、、。 ますます妻に見えてくるのである。
お節介にも見えるし、それが彼女のいい所なのかもしれない。 こんなおじさんに見せるような愛情ではない。
ポカンとしていると佳代子は缶酎ハイを私に差し出して「乾杯しましょう。」と言った。
それから二人で祝杯を挙げて布団に潜り込んだのである。


