「いーけど」 そう適当に答えた高峯さんは,お姉ちゃんと目を合わせていて。 そのあと軽く首を横にふっていた。 お姉ちゃんはそれを受けて,口を開けてから閉じる。 「何? 隠し事?」 「うーんっ,違う」 今さらだし,悪いし,困らないし。 そんな全部顔に出ているお姉ちゃんが首を振った。 私は悪いことでもなさそうだし,まぁいいかと受け入れる。 「どこで待ち合わせる? 高峯さん,いえどこ」 「いい,俺が迎えに来るから」 拒絶じみた声色が気になったけど,私はそっかと頷いた。