5月5日の背比べ。 お多福とゴマ餅の食べ比べ。
何くだらないことを言ってるんだか、、、。 今日も休みで暇なぼく。
彩葉だって居るけどそんなしょっちゅう遊んでるわけにもいかない。 お母さんたちは仕事してるんだもんね。
幼稚園の頃には星田勝ってやつが居た。 やつの実家は駄菓子屋だったんだ。
時々はお菓子を買いに行ったっけなあ。 いつの間に居なくなったんだろう?
小学生の時には吉沢美穂ってやつが居たよな。 美穂の家はカレー屋さんだった。
でもこちらもいつの間にか居なくなっていた。 噂ではお父さんが大企業に引っこ抜かれたんだとか、、、。
店の前には大きくはないけど風車が回っていた。 時々はアドバルーンも飛んでいた。
そしてなぜか家鴨を買ってたんだよな。 だからかな、ドナルドって名前だったのは?
ぼんやりとおにぎりを食べながらラジオを聞いてます。 郁子は遊びに行ってます。
この連休、彩葉んちでゲームをしたのが唯一の思い出かもなあ。 なんか寂しい。
でもさあ、あと二日も有るんだよなあ。 何をしようか?
とか何とか言ってるうちに連休も終わって月曜日になりました。 馬宮たちはまだまだ出てこれない様子。
流れてきた話ではみんなに電話を掛けていたのがばれちゃって三日間謹慎が延長されたんだそうです。 何をやってんだか、、、。
「ねえねえ健太。 馬宮君たちさあ謹慎が延長されたんだってよ。」 つかさが話し掛けてきた。
「お嬢もお説教されたんだって。」 「そうなの。 吉岡先生に話したらすんごい顔で叱られた。」
「そりゃそうなるわよ。 相手は謹慎中なんだから。」 「だよねえ。 だよねえ。」
「そうだよねえ そうだよねえ 何でそうなるの?」 「鉄アンドとも。」
「はい終了。」 「冷たいなあ。」
「あのなあ、ネタが古過ぎるんだよ。 今はそんなの流行ってないだろう?」 「いいじゃん。 やったって。」
「やるんなら300年後にやってくれ。」 「何で300年後?」
「いいからいいから。」 「訳若芽ーーーー。」
クラスメートたちは相変わらずの賑わいようですが、、、。
折原さんはこんな時でも至ってマイペース。 騒ぎも気にすること無く本を読んでおりますねえ。
「灰原君 金子みすゞは読んだかなあ?」 不意に聞いてくるからぼくは焦っちゃう。
「ごめん。 まだ半分も読んでないんだ。」 「そう。」
せっかくニコニコしてた折原さんが黙り込んじゃった。 あーーーーーーー。
そんな昼休み、ミナッチが教室にやってきた。 「あらあら先生はどうしたの?」
「いやねえ、彩葉ちゃんからメールを貰ったのよ。」 「メール?」
「うん。 明後日の誕生会のメール。」 「えーーーーーーー? 何でミナッチに?」
「分かんないけど、、、。」 「分かんないのか。」
「勉、そこは突っ込んじゃダメでしょ。」 「いいじゃん。」
「それで何だって?」 「6時半からお店のほうでやるよって。」
「お店?」 ぼくもつかさも同じことを考えた。
(店のほうに誕生会をやるだけのスペースが有ったかなあ?) それは解けない謎だった。
この日も参加するのはミナッチ つかさ 勉 そしてぼくと折原さん。 そこに彩葉とお母さんたち。
どう考えても店のほうではスペースが足らないんだけどなあ。 「まあいいか。 あのお母さんたちなら何か考えるはずだから。」
つかさもそう割り切って午後の授業へ向かうのであります。 英語だって。
「this Is a Pen.」 「Oshiri Penpen.」
「何やってんだよ お前ら?」 「英語遊び。」
「あっそ。 幼稚園レベルだなあ。」 「幼稚園児って英語喋れたっけ?」
「そんなの知るかよ。」 「知らないなら突っ込まないでよ。」
何かやらかしてるやつらが居る。 ほんとにまあうるさい連中だわ。
休み時間になるとまたまたミナッチが飛んできた。 「どうしたの?」
「お店のほうでさあ、ゲーム大会をやるんだって。」 「ゲーム?」
「んだ。 飛んだり跳ねたりは出来ないけどゲームなら出来るからって。」 「納得。」
「それでさあ、最初にゲームをやって食堂でお祝いしましょうって。」 「そうだろうなあ。」
「いいなあ、自宅にお店が在るっていうのは。」 「だよなあ。 俺んちは溶接工だからなあ。」
「そういえばさあ、折原さんのお父さんって何をしてるの?」 不意につかさが聞いた。
でも折原さんは黙ったまま、、、。 そのうちにつかさたちもどっかへ行ってしまってフッと溜息を吐いたんだ。
(どうしたんだろう?) 気にしていたら折原さんが話してくれた。
「実はさ、6年前にお父さん 家を出て行っちゃったんだ。」 「離婚?」
「そうなんだ。 仲は良かったんだけどなあ。」 「そうだったんだね。」
ぼくは思わず折原さんの手を握った。 「どうしたの?」
「ああ、ごめん。 いきなり握っちゃって。」 戸惑っているぼくを折原さんは不思議そうに見詰めている。
なんかさあ、こうまじまじと見詰められたら緊張するなあ。ぼくらが固まっているとつかさたちも戻ってきた。
何とも言えない幸せな気分だ。 折原さんのことは心配なんだけど、、、。
その日の放課後、ぼくはいつものように彩葉の家に寄ってみた。 「こんにちはーーーー。」
「はーーーい。 上がっていいよ。」 二階の窓から彩葉が顔を出している。
裏口から入って彩葉の部屋へ、、、。 「明後日は誕生会だね。」
「そうなの。 なんとかさあゲームをやりたいなと思って。」 「何をするの?」
「ボードゲームならいいかなって思ってる。」 「確かにね、それくらいならお店のほうでもやれそうだね。」
ぼくらが話しているとまたまた声が聞こえた。 どうやら勉らしい。
「こんちはー。」 「勉君も来たの?」
「いっつも健太ばかり来てるからたまにはと思って。」 「いつでもいいよ。」
「それじゃあ勉強の邪魔だろう?」 「そんなこと無いよ。 分からないことが多過ぎて、、、。」
「それは俺たちも一緒だわ。」 「そうだよねえ。」
「ゲ、つかさまで来たのか。」 「悪かったかなあ?」
「ぜんぜんいいけど。」 「彩葉は勉強はどう?」
「どうもこうも無いよ。 分からないことが多くてさあ。」 「社会は勉先生に任せようね。」
「何だいそれ?」 「いいじゃん。 私は理科を見るから。」
二人が盛り上がっているのを聞きながらぼくは彩葉のノートに目をやった。
「国語、大変そうだね。」 「そうなの。 意味が分からない漢字が多くて、、、。」
「折原さんに見てもらおうかな。」 「折原さん?」
「あの子は文学少女だからね。」 「そうなの?」
「健太、何をコソコソ話してんだよ?」 「いやいや、国語のこと。」
「国語かーーーーーー。 俺も苦手だ。」 「え? 勉にも苦手って有ったの?」
「そりゃあ有るわな。 国語とかつかさとか馬宮とか、、、。」 「馬宮君はいいけど何で私なのよ?」
「まあいいからいいから。 遅くなっても迷惑だろうから俺は帰るよ。」 「ああ、逃げた。 じゃあ彩葉ちゃん また明日ね。」
つかさと勉は仲がいいのか悪いのか分からない時が有る。 一緒になってやってくれてると思ったら喧嘩してたりして。
まあいいんだけどね。 そのおかげでぼくらは助かってるから。
「健太君さあ、今の高校はどう?」 「どうって?」
「雰囲気とかさあ、先生とかさあ、、、。」 「先生は厳しいのが多いね。」
「そうなの?」 「うん。 だから馬宮は謹慎処分を受けたんだ。」
「謹慎?」 「あいつさあ、調子に乗って騒いで回るだろう。 だから校長先生に呼び出されてどっさりお灸を据えられたんだ。」
「そうだったんだ。」 「つかさからは彩葉には話さないようにって言われてたんだけど、、、。」
「何で?」 「前のことが有るからさ。」
「そうだねえ。 でもさ、いつまでも囚われてたっていいこと無いと思うんだ。」 「そうだね。 ぼくらが居るんだから。 じゃあ帰るね。」
何くだらないことを言ってるんだか、、、。 今日も休みで暇なぼく。
彩葉だって居るけどそんなしょっちゅう遊んでるわけにもいかない。 お母さんたちは仕事してるんだもんね。
幼稚園の頃には星田勝ってやつが居た。 やつの実家は駄菓子屋だったんだ。
時々はお菓子を買いに行ったっけなあ。 いつの間に居なくなったんだろう?
小学生の時には吉沢美穂ってやつが居たよな。 美穂の家はカレー屋さんだった。
でもこちらもいつの間にか居なくなっていた。 噂ではお父さんが大企業に引っこ抜かれたんだとか、、、。
店の前には大きくはないけど風車が回っていた。 時々はアドバルーンも飛んでいた。
そしてなぜか家鴨を買ってたんだよな。 だからかな、ドナルドって名前だったのは?
ぼんやりとおにぎりを食べながらラジオを聞いてます。 郁子は遊びに行ってます。
この連休、彩葉んちでゲームをしたのが唯一の思い出かもなあ。 なんか寂しい。
でもさあ、あと二日も有るんだよなあ。 何をしようか?
とか何とか言ってるうちに連休も終わって月曜日になりました。 馬宮たちはまだまだ出てこれない様子。
流れてきた話ではみんなに電話を掛けていたのがばれちゃって三日間謹慎が延長されたんだそうです。 何をやってんだか、、、。
「ねえねえ健太。 馬宮君たちさあ謹慎が延長されたんだってよ。」 つかさが話し掛けてきた。
「お嬢もお説教されたんだって。」 「そうなの。 吉岡先生に話したらすんごい顔で叱られた。」
「そりゃそうなるわよ。 相手は謹慎中なんだから。」 「だよねえ。 だよねえ。」
「そうだよねえ そうだよねえ 何でそうなるの?」 「鉄アンドとも。」
「はい終了。」 「冷たいなあ。」
「あのなあ、ネタが古過ぎるんだよ。 今はそんなの流行ってないだろう?」 「いいじゃん。 やったって。」
「やるんなら300年後にやってくれ。」 「何で300年後?」
「いいからいいから。」 「訳若芽ーーーー。」
クラスメートたちは相変わらずの賑わいようですが、、、。
折原さんはこんな時でも至ってマイペース。 騒ぎも気にすること無く本を読んでおりますねえ。
「灰原君 金子みすゞは読んだかなあ?」 不意に聞いてくるからぼくは焦っちゃう。
「ごめん。 まだ半分も読んでないんだ。」 「そう。」
せっかくニコニコしてた折原さんが黙り込んじゃった。 あーーーーーーー。
そんな昼休み、ミナッチが教室にやってきた。 「あらあら先生はどうしたの?」
「いやねえ、彩葉ちゃんからメールを貰ったのよ。」 「メール?」
「うん。 明後日の誕生会のメール。」 「えーーーーーーー? 何でミナッチに?」
「分かんないけど、、、。」 「分かんないのか。」
「勉、そこは突っ込んじゃダメでしょ。」 「いいじゃん。」
「それで何だって?」 「6時半からお店のほうでやるよって。」
「お店?」 ぼくもつかさも同じことを考えた。
(店のほうに誕生会をやるだけのスペースが有ったかなあ?) それは解けない謎だった。
この日も参加するのはミナッチ つかさ 勉 そしてぼくと折原さん。 そこに彩葉とお母さんたち。
どう考えても店のほうではスペースが足らないんだけどなあ。 「まあいいか。 あのお母さんたちなら何か考えるはずだから。」
つかさもそう割り切って午後の授業へ向かうのであります。 英語だって。
「this Is a Pen.」 「Oshiri Penpen.」
「何やってんだよ お前ら?」 「英語遊び。」
「あっそ。 幼稚園レベルだなあ。」 「幼稚園児って英語喋れたっけ?」
「そんなの知るかよ。」 「知らないなら突っ込まないでよ。」
何かやらかしてるやつらが居る。 ほんとにまあうるさい連中だわ。
休み時間になるとまたまたミナッチが飛んできた。 「どうしたの?」
「お店のほうでさあ、ゲーム大会をやるんだって。」 「ゲーム?」
「んだ。 飛んだり跳ねたりは出来ないけどゲームなら出来るからって。」 「納得。」
「それでさあ、最初にゲームをやって食堂でお祝いしましょうって。」 「そうだろうなあ。」
「いいなあ、自宅にお店が在るっていうのは。」 「だよなあ。 俺んちは溶接工だからなあ。」
「そういえばさあ、折原さんのお父さんって何をしてるの?」 不意につかさが聞いた。
でも折原さんは黙ったまま、、、。 そのうちにつかさたちもどっかへ行ってしまってフッと溜息を吐いたんだ。
(どうしたんだろう?) 気にしていたら折原さんが話してくれた。
「実はさ、6年前にお父さん 家を出て行っちゃったんだ。」 「離婚?」
「そうなんだ。 仲は良かったんだけどなあ。」 「そうだったんだね。」
ぼくは思わず折原さんの手を握った。 「どうしたの?」
「ああ、ごめん。 いきなり握っちゃって。」 戸惑っているぼくを折原さんは不思議そうに見詰めている。
なんかさあ、こうまじまじと見詰められたら緊張するなあ。ぼくらが固まっているとつかさたちも戻ってきた。
何とも言えない幸せな気分だ。 折原さんのことは心配なんだけど、、、。
その日の放課後、ぼくはいつものように彩葉の家に寄ってみた。 「こんにちはーーーー。」
「はーーーい。 上がっていいよ。」 二階の窓から彩葉が顔を出している。
裏口から入って彩葉の部屋へ、、、。 「明後日は誕生会だね。」
「そうなの。 なんとかさあゲームをやりたいなと思って。」 「何をするの?」
「ボードゲームならいいかなって思ってる。」 「確かにね、それくらいならお店のほうでもやれそうだね。」
ぼくらが話しているとまたまた声が聞こえた。 どうやら勉らしい。
「こんちはー。」 「勉君も来たの?」
「いっつも健太ばかり来てるからたまにはと思って。」 「いつでもいいよ。」
「それじゃあ勉強の邪魔だろう?」 「そんなこと無いよ。 分からないことが多過ぎて、、、。」
「それは俺たちも一緒だわ。」 「そうだよねえ。」
「ゲ、つかさまで来たのか。」 「悪かったかなあ?」
「ぜんぜんいいけど。」 「彩葉は勉強はどう?」
「どうもこうも無いよ。 分からないことが多くてさあ。」 「社会は勉先生に任せようね。」
「何だいそれ?」 「いいじゃん。 私は理科を見るから。」
二人が盛り上がっているのを聞きながらぼくは彩葉のノートに目をやった。
「国語、大変そうだね。」 「そうなの。 意味が分からない漢字が多くて、、、。」
「折原さんに見てもらおうかな。」 「折原さん?」
「あの子は文学少女だからね。」 「そうなの?」
「健太、何をコソコソ話してんだよ?」 「いやいや、国語のこと。」
「国語かーーーーーー。 俺も苦手だ。」 「え? 勉にも苦手って有ったの?」
「そりゃあ有るわな。 国語とかつかさとか馬宮とか、、、。」 「馬宮君はいいけど何で私なのよ?」
「まあいいからいいから。 遅くなっても迷惑だろうから俺は帰るよ。」 「ああ、逃げた。 じゃあ彩葉ちゃん また明日ね。」
つかさと勉は仲がいいのか悪いのか分からない時が有る。 一緒になってやってくれてると思ったら喧嘩してたりして。
まあいいんだけどね。 そのおかげでぼくらは助かってるから。
「健太君さあ、今の高校はどう?」 「どうって?」
「雰囲気とかさあ、先生とかさあ、、、。」 「先生は厳しいのが多いね。」
「そうなの?」 「うん。 だから馬宮は謹慎処分を受けたんだ。」
「謹慎?」 「あいつさあ、調子に乗って騒いで回るだろう。 だから校長先生に呼び出されてどっさりお灸を据えられたんだ。」
「そうだったんだ。」 「つかさからは彩葉には話さないようにって言われてたんだけど、、、。」
「何で?」 「前のことが有るからさ。」
「そうだねえ。 でもさ、いつまでも囚われてたっていいこと無いと思うんだ。」 「そうだね。 ぼくらが居るんだから。 じゃあ帰るね。」



