悲壮感漂うキャスターの声に明るくなっていた気持ちが一気に暗く沈んでいく。
「薬、できないんだね」
「こんな状態じゃ難しいだろうな。ウイスルを外へ持ち出して研究することもできないし」
それじゃ私の体は一生このままなんだろうか。
一生、人肉しか食べられないんだろうか。
この街から出ることができなければ、その人肉を確保することだって難しくなるというのに……。
絶望的な気分になったとき、ポケットに入れたままだったフマホが震えてビクリと体を震わせた。
スマホの存在をすっかり忘れてしまっていたのだ。
ソファに座って画面を確認してみると、それは父親からの電話だった。
ハッと息を飲んですぐに通話状態にする。
『もしもし!?』
切羽詰まった父親の声。
しかし久しぶりに聞いたその声に目の奥が熱くなってくる。
「お父さん?」
『よかった薫。生きてたんだな!』
「うん。お父さんは大丈夫なの?」
「薬、できないんだね」
「こんな状態じゃ難しいだろうな。ウイスルを外へ持ち出して研究することもできないし」
それじゃ私の体は一生このままなんだろうか。
一生、人肉しか食べられないんだろうか。
この街から出ることができなければ、その人肉を確保することだって難しくなるというのに……。
絶望的な気分になったとき、ポケットに入れたままだったフマホが震えてビクリと体を震わせた。
スマホの存在をすっかり忘れてしまっていたのだ。
ソファに座って画面を確認してみると、それは父親からの電話だった。
ハッと息を飲んですぐに通話状態にする。
『もしもし!?』
切羽詰まった父親の声。
しかし久しぶりに聞いたその声に目の奥が熱くなってくる。
「お父さん?」
『よかった薫。生きてたんだな!』
「うん。お父さんは大丈夫なの?」



