あれだけ怖かった、あれだけ苦しみの根源だったカヤとリーハのことに対しても、救いを願えるようになっていた。 この炎が、エリナの中の恐怖を消してくれたのだと、そう思った。 そうして、耐えがたい疲労感のなか、エリナの意識はゆっくりと暗転した。