極上ヴァンパイアは、メイドちゃんに溺愛を求める。



 初日は屋敷中の全てを案内されて終了した。その翌日からは、この家で一番下っ端のお仕事である皿洗いやお掃除をすることになり言われたことをしていた。

 それで一週間経てば、自分でも動けるようになりランドリーメイドに昇格できた。


「……鈴ちゃんは、彩華家なんだよね? 名門で、メイド長と同じ家の」

「うん。メイド長は親戚だよ。私は、お父さんが今当主だから、一応本家の人かな」


 同じランドリーメイドのアズナちゃんとはとっても仲良しだ。


「え、そうなの? 本家の人間なのにランドリーメイドしてるの!?」

「家の方針でね、下っ端からなの。それにまだ私は高校生だから長く働けないし」

「高校生!? え、そうなんだ。……よし、鈴ちゃんそっちお願いしてもいい?」


 話をしながらも洗濯物を取り込む。私も早く一日中働けるようになりたい。

 今働いている時間は、六時から七時半までの朝の時間を働いて学校に通い放課後の十六時から十八時までしかここにはこれていない。短い時間だからできることも限られていることがもどかしい。