「……! いっ……た」 拾い方が悪かったのか、私は指先をガラスで切ってしまった。少し切っただけだけど、少しだけ血が出てるのが分かっていつもしているみたいに傷口を舐めようとしたその時……横から手を掴まれる。 「えっ……凰成さま!?」 掴まれたと思ったら、傷口に凰成さまが近づきペロリと舐めた。 「……やっと、見つけた。俺の、糧(かて)」 そう聞こえたのと同時になぜか、気を失ってしまった。