「見た瞬間わかりました。理屈ではなく、感じ取れるんですよ、そういうのは。雷に打たれたような感覚があった、とでもいうのでしょうか」
正直全く理解できなかったが、それはとりあえずそのまま伝えた。
それを聞いた北村さんは嬉しそうに笑っていて。
……すごく、可愛かった。
北村さんは目立たない女子だという印象だったけれど、生き生きと話す姿は本当に可愛い。
自分でもチョロいと思うが、この短時間で僕は……すっかり彼女に惹かれていた。
「来週の夏祭り、一緒に行きませんか」
だからこの誘いは、『周作さんの望みである謝罪がまだできておらず、次に会う約束を取り付ける必要があったから』という建前の他に、思い切り私情が挟まれていた。
──そして夏祭り当日の今日。僕はずっと罪悪感で押しつぶされそうだった。



