やめないで。それ。



しかし悪夢は終わらなかった。

高校に入学して2ヶ月ほど経ったとき。


「伊織、父さんな。再婚しようと思ってるんだ。」

「ふーん。いんじゃない?」

「ただ、どうやら娘さんが居るらしくて、おまえの姉さんができるんだよ。」

「ふーーん。いんじゃね。」


あの化け物のおかげで女の扱い、年上の扱いを覚えられた。

距離を間違えなければああはならないだろう。

その選択がまちがっていたんだ。