やめないで。それ。


「志望校どこにしたの?」

「……。」

「ふふっ、待ってるよー。いっくん…。」

女はそう言って眠りにつく。

やっと訪れた一人の時間。

誰かこんな化け物のいる高校にいくものか。

おれはあまり賢くはないがここから1番近い公立高校を第一志望校にしていた。

ただ、早く解放されたい。その一心で。



3月下旬。

ようやく受験がおわった。

女とはそこを区切りに関係を全て切った。


やっと開放されたと思っていた。