「なんでまたわざわざ家庭教師なんか雇ってんだよ。」 「いやあー部活ばっかでロクに受験勉強してねーと思ってな!」 たしかにしてねーけど。 「相場さんは、この辺でも1番の進学校なんだ!」 な?と言うようにその女の人を目を向けるとその人は口を開いた。 「はじめまして。伊織くんだよね? わたしのことは、愛美さんって呼んでくれたらいいから。今日から夏休みの間よろしくね。」 愛美さんは、高校2年生で家庭教師のアルバイトをしていて、親父の知人の紹介でここに来ることになったらしい。