「伊織の親父さんもその再婚相手も外資系の仕事だから家を空けることが多くて、一緒に住んでもいなかったんだけどね、文化祭終わった日くらいからかな。
伊織の家に娘さんだけがきたんだとさ。
まあ、僕も家でいま何が起こってるかとかは分かったもんじゃない。ただ、今の伊織を助けれるのは君だけだと思うから、この事を話したんだ。
伊織はきっと、誰にも知られたくなかっただろうけどね。」
話の意味は頭では理解出来る。
でも心は受け入れてくれない。
心臓が暴れ出す。動悸が止まらない。
今まで先輩はなにを思っていたの?
なにを考えていたの?
