甘くて優しい青春恋物語 ~お隣さんと夏祭りと、熱くて甘すぎる恋~

 はぁ、はぁ……と、息を整える。

 一気に言ってしまったからか、心臓がうるさく鳴る。

 だけど少ししてから自分が……とんでもなく恥ずかしい事を口にしてしまった事に、やっと気付いた。

「……千鶴、そんな風に思ってたのか。」

「…………あっ、えっ、わ、私今っ……!?」

 す、好き……って、言っちゃ、った……?

 そう認めると、一気に顔に熱が集中して急いで視線を逸らす。

 だって今、理仁さんの顔見られないっ……!

 気まずい、って気持ちもある。

 でもそれ以上に、何て言われるのかが怖くて。

「あの、今のはっ……」

「俺のこと、意識してくれていたのか?」

 何とか言い訳を考えようと手当たり次第に口にしかけた私に、そんな嬉しそうな声が届く。

 それに驚いて反射的に顔を上げると――ふっと、優しく微笑んでくれている理仁さんと目が合った。

「りひと、さん……何で、そんな表情を……」

「そんなの、ずっと好きだった奴に告白されたからに決まってる。」

「……ふぇっ!?」

 え、ずっと好きだった奴って……ど、どういう事っ……!?