茉優ちゃんには、今年の二月から付き合っている彼氏さんが居ると聞いた。
聞いた直後はすっごく驚いたけど、茉優ちゃんの恋が実って自分のことのように嬉しくなった。
度々彼氏さんのお話も聞くし、こういうイベントは逃せないだろう。
でも……可愛いなぁ、茉優ちゃん。
私が彼氏さんと言っているからか、茉優ちゃんの顔はもうりんごみたいに真っ赤。
恋する乙女の表情を浮かべていて、直後に私をじとっとした目で見つめてきた。
「あの……か、彼氏とかって言われると、恥ずかしいん、ですけど。名前、教えたんで名前のほうで言ってくださいよ。」
「ふふっ、ちょっとからかいすぎちゃったかな。ごめんね、茉優ちゃん。」
「ほんとですよ。」
ぷくーっと拗ねたように頬を膨らませる茉優ちゃんは、私に呆れている様子。
だけどそんな仕草も可愛くて、ついからかいたくなっちゃう。
「また彼氏さん……矢尋君だっけ? 惚気話、聞かせてね。」
「千鶴先輩にはなんか言いたくなくなりました。」
「……私がいじめすぎちゃったから?」
聞いた直後はすっごく驚いたけど、茉優ちゃんの恋が実って自分のことのように嬉しくなった。
度々彼氏さんのお話も聞くし、こういうイベントは逃せないだろう。
でも……可愛いなぁ、茉優ちゃん。
私が彼氏さんと言っているからか、茉優ちゃんの顔はもうりんごみたいに真っ赤。
恋する乙女の表情を浮かべていて、直後に私をじとっとした目で見つめてきた。
「あの……か、彼氏とかって言われると、恥ずかしいん、ですけど。名前、教えたんで名前のほうで言ってくださいよ。」
「ふふっ、ちょっとからかいすぎちゃったかな。ごめんね、茉優ちゃん。」
「ほんとですよ。」
ぷくーっと拗ねたように頬を膨らませる茉優ちゃんは、私に呆れている様子。
だけどそんな仕草も可愛くて、ついからかいたくなっちゃう。
「また彼氏さん……矢尋君だっけ? 惚気話、聞かせてね。」
「千鶴先輩にはなんか言いたくなくなりました。」
「……私がいじめすぎちゃったから?」

