でも久しぶりの茉優ちゃんとのお出かけという事もあり、自分に喝を入れた。

 茉優ちゃんが大人っぽいのは前からだし、今更気にする事でもないっ。

 私のほうが年上だから、年下にリードされるのはどうかと思う。

 だけど、性格なんてものがすぐに変えられるわけはなく。

「ほら、早く行きますよ!」

「わっ……ちょ、ちょっと待って~!」

 私は意気揚々としている茉優ちゃんに腕を引かれ、ほぼ強引に連れていかれた。