「ええ〜?それララに言ってあげてよ〜」
 というわけで、またも、ララはムスッとしている。
 「フウ〜機嫌直せってー」
 「そうだぞ“ラキ”。すねてても何も変わんないぞ。」
 「・・・」
 全く効果なし・・・と。
 「じゃ、今日こそみんなでパンケーキ食べ行こ!!ほらっ!、前に“イト”言ってたやつ!!」
 「あー!、いいね!私さんせ〜!」
 「じゃ、ララたちにも行っとくね!」
 「おけー」
 「ありがとー」

 「ララー!、今日さー、みんなでパンケーキ食べ行かない?」
 「あー、おけ。リーン、リョウー。」
 「うんー?」
 「どしたー」
 「ちょいちょい」
 手招きをしている。
 「今日さ、ホノたちと一緒に、パンケーキ食い行かね?」
 「俺甘いの苦手。」
 「そんな“カイくん”のためにっ!、ちゃんっと甘いの以外もあるとこにしてもらったよ!」
 「マジっ!?」
 「エグっ・・・」
 「サンキュ。助かる。」
 籐駕くん、意外と素直なんだ・・・
 「じゃ、決定ね!!忘れんなよ〜??」

   * 

 「ここだよ!」
 着いたのは、ウッド内装のレトロな、温かみが感じられるカフェ。
 「さっすがイト!センスばっつ群!」
 「うわ・・・いかにもレトロって感じだな・・・」