*

 その頃、風蘭と澄鐘は、話の内容が聞こえたかのように、
 「フウ。」
 「ん」
、わざわざクラスのみんなに話してまで、防ぐのは気を使わせることになるから・・・
 「じゃあ、とりあえず俺だけで、今一緒にいるメンツを心から信頼できるようになったら、そいつらだけにでも話しとこうぜ?」
 「・・・わか、った。」

 と、いうふうになった。

 そして、現在・・・
 「気を張りすぎて、熱を出す、っていうね。」
 「ほんと、何してんだ、って感じよな。」
 「まあね。」
 風蘭は照れくさそうにはにかんだ。
 「でも、ありがとう。こうなっちゃうぐらい、私のこと、心配してくれてたんでしょ?」
 「う、ん、、」
 「ありがとう。・・・でも、もう無理しすぎないでね!体弱いんでしょっ!」
 「、、バレたか・・・」
 「じゃ、私、次から授業戻るから。」
 「ええ〜!!」
 と、不満をこぼす。
 「帰りまでにも何度か来るからっ!安静に、でしょ?」
 「はーい」
 ムスッとする風蘭。
 ・・・かわいい。
 だめだめ!よっし、授業戻ろう!
 
 「マイ〜!!」「ノン〜!!」
 「寂しかった〜!!」