人間とヴァンパイアの特性を半分ずつ継ぐような子供は存在しないけれど。
もし存在したなら,私が嘘で作り上げた私みたいな存在なのかなと,適当な事を考えた。
「浅海,私,ちょっとお手洗い。」
美海が私をちょんとつつく。
左腕のへこみに,私はこくんと頷いた。
「いってらっしゃい」
そのままゆったりと出て行った美海は,HRぎりぎりまで戻ってこなかった。
きっと寄り道のつまみ食いでもしたんだなと私は思う。
私はその間,どうして利き手に負傷させてしまったんだろう……と遠い目をして座っていた。
理由なんてない。
ただ,そっちの方が刺しやすかったからだ。
誰かがそれを目撃していたら,あの自傷行為は自分でもホラーだなと思う。
もし存在したなら,私が嘘で作り上げた私みたいな存在なのかなと,適当な事を考えた。
「浅海,私,ちょっとお手洗い。」
美海が私をちょんとつつく。
左腕のへこみに,私はこくんと頷いた。
「いってらっしゃい」
そのままゆったりと出て行った美海は,HRぎりぎりまで戻ってこなかった。
きっと寄り道のつまみ食いでもしたんだなと私は思う。
私はその間,どうして利き手に負傷させてしまったんだろう……と遠い目をして座っていた。
理由なんてない。
ただ,そっちの方が刺しやすかったからだ。
誰かがそれを目撃していたら,あの自傷行為は自分でもホラーだなと思う。



