ヴァンパイアガールズ

驚いた先生や受付の女性には



「ヴァンパイアに,遭遇して……初めて使ったから,上手く出来なくて,誤ったんです」



と持っていたグッズを見せながら,説明を弱々しくする。

完全なる虚偽だったけど,肩を震わせ,ただヴァンパイアのような顔を見せないためだけに伏せれば,信じてくれた。

安静にと言われ,痛み止めも貰う。

病院を出てすぐ,痛すぎてそのまま飲み込んだ。

水はないから,錠剤の苦味が喉に残る。

仕方ないや,と。

私は家へ戻った。

眠って昼夜を逆にしては,次の夜に起きられないからと,それだけ面倒に感じる。

適当に血を増やしてくれそうな食べ物を買って,のろのろと歩き帰った。