「……ねぇ,浅海って,普段誰から血貰ってんの? それとも学園外でも貰わずパック? もし貰ってるなら,くれなくていいから,僕のにしなよ。最悪,ほんっとーに最悪シュウでもいいから」
「……なんでよ」
「え? あー,えーと。そうゆうことになったら嫌って言ってたじゃん。まだなんでしょ? ハジメテ,取っておいてるのに取られたら最悪じゃない?」
珍しくしつこい日だ。
そして,絶妙に困る。
「えーと,ほら。私,女の子の甘い血の方が好きなの。だから,いい」
「え? じゃあ美海のなら飲むのか? お前」
流し目で,適当に割り込むのはシュウ。
私はキッと一瞬だけ睨んだ。
この際,外でも吸血はしないのだと言ってしまえば良かったのに。
そんなことを言えば,女のヴァンパイアとして浮くと余計な心配をしたから……
ヴァンパイアについての話題は,長引くほど私の分が悪くなる。
「とっ,友達はべつ……!」
「いいよ」
苦し紛れの言い訳を遮った声に,えっ……と,私は思わず目を丸くした。
すると,美海は既に私の手を取り,まじまじと見ているところ。
「み,美海……?」
するりと私の手のひらを,自分の頬に当てる美海にどきりとする。
美海は味見のように,私をぺろりと舐めた。
「浅海,交換にしよう。私とぎゅーする?」
ヴァンパイアのぎゅーは,ぎゅーじゃない。
もっと濃密な,絡み合いのこと。
…ここで……?!!!
と驚く私はヴァンパイアとしてもおかしいのでなく,人前でそこまでがっつり食べ合うのはヴァンパイア同士なら寧ろ珍しい。
シュウとハルも驚いたように目を丸くして,ハルの驚きようは特にすごかった。
「……なんでよ」
「え? あー,えーと。そうゆうことになったら嫌って言ってたじゃん。まだなんでしょ? ハジメテ,取っておいてるのに取られたら最悪じゃない?」
珍しくしつこい日だ。
そして,絶妙に困る。
「えーと,ほら。私,女の子の甘い血の方が好きなの。だから,いい」
「え? じゃあ美海のなら飲むのか? お前」
流し目で,適当に割り込むのはシュウ。
私はキッと一瞬だけ睨んだ。
この際,外でも吸血はしないのだと言ってしまえば良かったのに。
そんなことを言えば,女のヴァンパイアとして浮くと余計な心配をしたから……
ヴァンパイアについての話題は,長引くほど私の分が悪くなる。
「とっ,友達はべつ……!」
「いいよ」
苦し紛れの言い訳を遮った声に,えっ……と,私は思わず目を丸くした。
すると,美海は既に私の手を取り,まじまじと見ているところ。
「み,美海……?」
するりと私の手のひらを,自分の頬に当てる美海にどきりとする。
美海は味見のように,私をぺろりと舐めた。
「浅海,交換にしよう。私とぎゅーする?」
ヴァンパイアのぎゅーは,ぎゅーじゃない。
もっと濃密な,絡み合いのこと。
…ここで……?!!!
と驚く私はヴァンパイアとしてもおかしいのでなく,人前でそこまでがっつり食べ合うのはヴァンパイア同士なら寧ろ珍しい。
シュウとハルも驚いたように目を丸くして,ハルの驚きようは特にすごかった。



