いやあの、ここ、外なんですけど。
お天気がいいので、歩いて図書館に向かうおじいさんや、お孫さんと手をつないだ専務なんかが通ってるかもしれませんよ。
そう思う和香の頭の中では、長年の敵だった専務が孫を見守るおじいちゃんのように、ニコニコ和香たちを見守っていた。
「ところであの……」
と和香は照れながらも上を見て言う。
「この実、セロハンテープで引っ付けてあるじゃないですか」
「お前が、もしも、オリーブの実がなったらとか意味深なことを言っていたから。
なったら帰ってくるんじゃないかと思って――。
だが、奇跡を待ってるのは性に合わん。
なので、とりあえず、買って、引っ付けてみた」
と言う耀に笑ってしまう。
そんな和香の顔を見ながら、耀は言った。
「確かにオリーブの実には、お前の運命も未来も決められないかもしれないが。
お前はたぶん、最初にこの家を見たとき、お前の運命と未来を見てたんだよ」
「え?」
お天気がいいので、歩いて図書館に向かうおじいさんや、お孫さんと手をつないだ専務なんかが通ってるかもしれませんよ。
そう思う和香の頭の中では、長年の敵だった専務が孫を見守るおじいちゃんのように、ニコニコ和香たちを見守っていた。
「ところであの……」
と和香は照れながらも上を見て言う。
「この実、セロハンテープで引っ付けてあるじゃないですか」
「お前が、もしも、オリーブの実がなったらとか意味深なことを言っていたから。
なったら帰ってくるんじゃないかと思って――。
だが、奇跡を待ってるのは性に合わん。
なので、とりあえず、買って、引っ付けてみた」
と言う耀に笑ってしまう。
そんな和香の顔を見ながら、耀は言った。
「確かにオリーブの実には、お前の運命も未来も決められないかもしれないが。
お前はたぶん、最初にこの家を見たとき、お前の運命と未来を見てたんだよ」
「え?」



