不埒な上司と一夜で恋は生まれません

「課長?
 雨降ったら、どうします?

 集客力落ちますよね。

 とりあえず、探して手配しましょうか」

 テント業者、と美那は言おうとしたようだったが、和香のことを考えていて気もそぞろだったせいか。

「晴れの天気予報を?」
と言ってしまう。

「いや、晴れの予報、探してどうするんですか」

「この状況でそんなもの出してくる奴は、当たらない予報士では……」

「和香に似てきましたね、課長」
とみんなに畳みかけるように言われてしまう。

 たまたま後ろで聞いていた専務が苦笑いして、こちらを見ていた。