不埒な上司と一夜で恋は生まれません

「ハムエッグ。
 作ろうと思ったのに。

 卵ないまま、ハム、腐りゆく。


 ……字あまり」

 しばらく黙っていろいろ考えたあと、耀は、
「いやっ」
と叫んだ。

「字あまりとかなんとか、そういう問題じゃないぞっ?
 なんなんだ、今のはっ?

 短歌!?
 俳句!?
 自由詩かっ!?

 っていうか、なんでハムの供養に歌を詠む!?」