うう、すみません、と和香はミルクティーを手に、とぼとぼ埠頭に戻った。 「いいんじゃないか? ちょっと抜けてる人生くらいが」 「そうですかねー。 まあ、復讐するつもりで入った会社で、復讐するつもりの相手によくしてもらったりするマヌケですからね」 「そうなのか?」 「……前回のイベントで私が出した企画、気に入って押してくれたの、専務だったらしいです。 子どもたちが喜びそうだからって。 大人向けの企画だったんですけどね……」 「死ぬほどお前らしいな」