不埒な上司と一夜で恋は生まれません

 社報、うちにあるな。

 あれを持って歩けばいいのか。

 ……いや、それはちょっとおかしな奴だろう、と思いながら、昼、時也と社食に行く。

 その辺りで正気に返り、

「お前、ランチに行きたかったんだろ?
 悪かったな」
と言ったが。

「いや、まあ、絶対ってわけじゃなかったし。
 今は美味いもの食うより、お前見てる方がなんか楽しいから」
と時也は謎の言葉を吐く。

 そのとき、和香が向こうからやってきた。

「和香」

「はい」

「写真をくれないか?」

 急にどうした!?
という目で時也が見る。