「うちのタオル、母方の祖母が掃除に使うタオルが欲しいというのであげようとしたら、却下されたくらいの。
お掃除タオル以下の代物なのですが。
ほんとうに見たいですか?
そんなタオルでもいいんですか?」
その言葉が耀の耳には、
『こんな私でいいんですか?』
と聞こえた。
ああ、と力強く耀は頷く。
和香は扉を開け、中に入ると、すぐに出てきた。
手には元はピンクだったのだろう、変色したタオルを持っている。
「どうぞ。
呪いのタオルです。
課長に差し上げます。
今日はどうもありがとうございました。
今度は私がおごりますね」
そう微笑んで、和香は扉を閉めてしまった。
ガチャリと鍵がかかる音がする。
この家の扉は指紋認証では開かない。
お掃除タオル以下の代物なのですが。
ほんとうに見たいですか?
そんなタオルでもいいんですか?」
その言葉が耀の耳には、
『こんな私でいいんですか?』
と聞こえた。
ああ、と力強く耀は頷く。
和香は扉を開け、中に入ると、すぐに出てきた。
手には元はピンクだったのだろう、変色したタオルを持っている。
「どうぞ。
呪いのタオルです。
課長に差し上げます。
今日はどうもありがとうございました。
今度は私がおごりますね」
そう微笑んで、和香は扉を閉めてしまった。
ガチャリと鍵がかかる音がする。
この家の扉は指紋認証では開かない。



