「いや、一本しかないからどうだろうな。
一本でも実がならないこともないらしいが」
違った品種を植えた方がなりやすいらしい、
と耀は造園業者の人に聞いた気がする話を和香にも伝えた。
「まだ引っ越してそんなに経ってないから、庭のことまであんまり考えてないんで。
今のところ、増やす予定はないんだが……」
「そうですか」
と言ったあとで、和香はまたオリーブを見上げる。
「いつか、このオリーブの実がなったら……」
オリーブの実がなったら……?
なにが起こるんだ?
結婚してくれるとかっ?
いや、今、滅多にならないって言ったよなっ?
一本でも実がならないこともないらしいが」
違った品種を植えた方がなりやすいらしい、
と耀は造園業者の人に聞いた気がする話を和香にも伝えた。
「まだ引っ越してそんなに経ってないから、庭のことまであんまり考えてないんで。
今のところ、増やす予定はないんだが……」
「そうですか」
と言ったあとで、和香はまたオリーブを見上げる。
「いつか、このオリーブの実がなったら……」
オリーブの実がなったら……?
なにが起こるんだ?
結婚してくれるとかっ?
いや、今、滅多にならないって言ったよなっ?



