何者かなんて追求する気もない。
和香がこれから先も俺の側にいてくれるのなら――。
羽積はそこで腕時計を見、
「遅刻するぞ、お前たち」
と言った。
階段を降りる前に振り向き、和香に言う。
「こんな日々が続けばいいってお前が思っているのは、目玉焼きに関してだけじゃないだろ。
そのまま普通に生きていけ」
耀は、羽積を見送る和香を振り返り、
「……目玉焼き?」
と訊いてみたが、和香は、
「いえ、なんでもないです」
とちょっと恥ずかしそうに言っただけだった。
和香がこれから先も俺の側にいてくれるのなら――。
羽積はそこで腕時計を見、
「遅刻するぞ、お前たち」
と言った。
階段を降りる前に振り向き、和香に言う。
「こんな日々が続けばいいってお前が思っているのは、目玉焼きに関してだけじゃないだろ。
そのまま普通に生きていけ」
耀は、羽積を見送る和香を振り返り、
「……目玉焼き?」
と訊いてみたが、和香は、
「いえ、なんでもないです」
とちょっと恥ずかしそうに言っただけだった。



