なんだか、やけにスッキリした目覚めだ…。

それだけ熟睡したということだろう。

昨夜、私は清海さんと相思相愛になった。

本当は、もっと前からそうだったようだが。

清海さんは、ずっとここに居ていいどころか、私と結婚したいとすら思っているという。

気持ちは嬉しいが、ただ甘えるだけの女にはなりたくないし、アシスタントとして、もっと戦力になりたいと思う。

私には、何が出来るだろうか。

まだ清海さんは眠っているかもしれないから、起こしても悪いので、畑を耕すことにした。

ところが、清海さんは既に庭のベンチで寛いでいた。

「おはよう。清海さん、早いのね」

「おはよう。海香子ちゃんこそ、こんな早くから仕事しなくていいのに」