森宮「このあと、あなたは泣いていた。」


ミナは目で動揺を隠せず、瞳が動いた。


泣いていたことは事実であったが、そんなことを言われるとは思いもしなかったから。


音瀬「だから、なに」

森宮「気になっただけだ。
悩みがあるなら、生徒会長として」


音瀬「同情ならやめて。

その写真を撮って今も消してないってことは、学校に提出するつもりなんでしょ?

さっさとそうしたらいいじゃない!」



声を荒げて、そう言った。

感情を抑えられなくなったのだ。