斗亜「着いたぞ」

音瀬「ここに泊まるの?」



そこは超有名ホテル。

木々の間に道があり流れる小川に掛かる橋を渡る。


ホテリエ「お待ちしておりました。

佐々木様。」


佐々木。偽名で予約したホテルがあった。



ホテリエ「こちらがお部屋でございます。

なにかありましたらご遠慮なくおっしゃってください。

では、ごゆっくりお楽しみくださいませ。」



ここのホテルは高層ではなく、一部屋、一部屋が独立しているペンションのような仕様だ。


案内された部屋は木の温もりと大きな窓が印象的で、窓の外には木々とさっきの小川がみえる。


入って目に入るのは二つの大きなベット。

入り口の左側には水回りがあって、部屋の奥へ行くと左側、ベットの足元の方に扉はないが仕切られた場がある。

その場にはソファーとローテブルがあり、とてもくつろげそうだ。

ベットに寝転びながら見ることが出来る大きなテレビ。

そしてテラスがある。


ベッドの横にある大きな窓に2人は並んで立った。

音瀬「なに、ここすごい」

大きな声でくしゃっと笑顔になり、斗亜の方をみる。

斗亜「気に入ったのか?」

音瀬「うん!最高」

斗亜「そんな顔するんだな」


窓の外に視線を移したミナを見て斗亜が言った。