恋花ロマンチカ

内容と、恐らく男の人の字面。

薄い墨色が誰かを結び付けると、そのハテナマークがじわりと溶けて、脳内へと浸透していく。


ま、まさかこれ、片桐先輩?


慌てて、バッグの中からスマホを取り出して、画面に指を乗せる。


"あたしの靴箱に手紙入れました?"

朝送ったばかりのその文字の下に、新たな吹き出しが乗ると、すぐに付く既読マーク。

しかし、短く待てど返事は来ない。

なんで返さないの!!!!


"これ、片桐先輩でしょ!?"


構わず写真付きで送り付けると、また、音もなく付く二文字。

心臓に降り積もる憤りに似た感情と、真相を知りたくて逸る気持ち。


ようやく返ってきた返事は、こうだ。



"一日一回って言ったのだれ?"


「っは!?」


…………思わず、声が出た。