そのまた次の日。つまり昨日、彼からの文字は寝る前に届いた。
"送るの忘れてた、おやすみー"
…………忘れてくれてもいいんだけど。
夢の世界におっこちる直前、片桐先輩に現実に引き戻されて、ふかふかのベッドの中でスマホを光らせて。
"おやすみなさい"
寝る前の挨拶を指に乗せた。
そういえばって。
いつ、あの人のアイコンが画面に現れても良いようにって、一日気が張っていたことを思い出した。
因みに、企んだように言われた一日一回の電話は、あれから一度もない。それだけは、本当にありがたい。
意外と律儀な人なのか。
それとも面倒だって、ようやく飽きてくれているのか。
一日のうちで一番有意義な昼休みだって邪魔されないし、体育の交代の時とか、不可抗力ですれ違う時以外は片桐先輩とは接する機会は格段に減った。
相変わらず女の先輩に呼び出しはされるし、同級生から白い目で見られているのは知っている。
それでも、つかの間の、安寧だった。
…………今日が来るまでは。
"送るの忘れてた、おやすみー"
…………忘れてくれてもいいんだけど。
夢の世界におっこちる直前、片桐先輩に現実に引き戻されて、ふかふかのベッドの中でスマホを光らせて。
"おやすみなさい"
寝る前の挨拶を指に乗せた。
そういえばって。
いつ、あの人のアイコンが画面に現れても良いようにって、一日気が張っていたことを思い出した。
因みに、企んだように言われた一日一回の電話は、あれから一度もない。それだけは、本当にありがたい。
意外と律儀な人なのか。
それとも面倒だって、ようやく飽きてくれているのか。
一日のうちで一番有意義な昼休みだって邪魔されないし、体育の交代の時とか、不可抗力ですれ違う時以外は片桐先輩とは接する機会は格段に減った。
相変わらず女の先輩に呼び出しはされるし、同級生から白い目で見られているのは知っている。
それでも、つかの間の、安寧だった。
…………今日が来るまでは。



