意外すぎだ。絶対に、聞いてくれないと思った。
すぐに破られ意味をなさないと括りつけた"ルール"は、あれから三日の間、遵守されている。
いつ届くか分からないメッセージに身構えていれば、
なぜか朝一に"ねむ"とひと言だけ届いて、それに"起きてください"あたしが返事を返せば、その日はそれで終了。
絶対にまた送り付けるでしょ、と、半ば諦めていたのに、難なく終わって拍子抜け。
次の日は廊下ですれ違ったくらい。
髪型を、緩い三つ編みにしていたから『今日髪型違うね』と、声をかけられて『崩されたく、無いので』むっとして返せば、頭の上に軽いチョップが落ちて『叩きやす』と軽く笑われてしまった。
やっぱりお団子の方がいいかもしれない。
頭を擦りながら、後ろ姿を見送った。



