……裏があるはず。 「………………えっちしたら別れるとか、そんな極論やめてくださいよ?」 思いつく限り、絶っっ対に飲めないそれを数少ない頭の引き出しから探して言えば、彼は鼻筋に小さな皺を寄せて「はは」と、さぞ愉快そうに笑ってみせた。 「そんなの、俺だってヤだよ」 言い難いワードを振り絞って言ったのに、だ。まるで流れる水みたいに、さらりと彼は流す。 あたしは所謂、そういう、性的な対象にもならないって事ですかねえ!! からかわれていると言うより、遊ばれてる。分かっていても、癪だ。