……そんなこと分かってるよ。目の前にいる人たちみーんな、私のことずっと睨んでる。
でも、私はこの状況でも少女漫画でよく見るか弱いヒロインになんてなれないの。
……なんたって、あの厄介なチカ先輩を相手にしてるんだから。舐めないでよね。
「……なんなのあんた!!ブスのくせに、生意気なんだよ……!」
「……っ!?」
真剣な目で先輩達を見つめると。
真ん中にいた先輩が、急に腕をばっと出してきて。
「……きゃ……っ!」
勢いよくドン、と肩を押されて、ドサッと尻もちをついて倒れてしまった。
い……った。
驚いて立ち上がることも出来ない。
パッと顔を上げると、
「きゃはは……っ!だっさあ〜っ」
「目障りなんだよ!!」
ゾクッとした。
頭おかしいんじゃないの?なんで笑ってるの?
聞きたくもない罵声が浴びせられる。

