チカ先輩のお気に入り。





「なんでしょう……」


心臓がバクバクいってる。
でも、それを悟られないように平然を装った。


「いいから来てよ」

「雪桜に何の用ですか?」


先輩の目線が鋭くなって、どうしようと思った時、まやちゃんがそう言葉を発した。


「は?あんたには用ないから関係なくない?」

「いや、まず用件言ってくれないと困りますよ」

「ちょ、まやちゃん……っ!」


メンタル鋼か……っ!!
強気でそう言ったまやちゃんを急いで止める。
巻き込みたくない……!!


「大丈夫だよ、まやちゃん。すぐ帰ってくるから」

「でも……!」

「二人はご飯でも食べてな」


机の上になる食べかけのお弁当箱を指さしてにっこり笑う。
まかせてっ、とグッドサインを出して、先輩達の方に向き直った。


「手短にお願いします」

「……来て」


二人が私のこと助けてくれようとしたんだもん。
私も、強気で行かなきゃ負けちゃうから。