「この間の悪口のことなんですけど……あなたの言う通りです!私は胸小さいし、有紗さんみたいに身長高くてスラッとしてないし、色気もないし、顔だって普通!それに比べてあなたは私と真逆で完璧だと思います!」

「は、はあ……?」


一気に勢いをつけて言う。
それに有紗さんもチカ先輩も驚いた顔をしていて。


「……でも、だからって何してもいいわけじゃない。何言ってもいいわけじゃない。人を傷つけるなんて、最低な行為です」

「……雪桜」

「私は、知佳先輩が大好きなんです。だから……これ以上傷つけたら許しません。あなたなんかに渡しません。

知佳先輩は、私のです……!」


絶対に負けない。
何考えているかわからない、ですって?わかってたまるか。
そこもひっくるめて、知佳先輩のこと好きになっちゃったんだもん。

じっと真剣な顔で見つめる。
私だって、やられてばっかじゃないんだからね。