「なるほど。三倉ちゃん、昨日なんかあったんだね」
「あ…まあ……あはは」
「俺、最初は倉科先輩に遊ばれてるのかと思ってたよ」
「な……っ!!」
「でも、倉科先輩もしっかりしてるんだな」
隣にいた伊緒くんは、昨日のことを知らなかったため今理解している。
あ、遊ばれてるって……っ!!なにそれ……っ!
「いやー…!!俺、三倉ちゃん応援してるからな!!」
「え、いや、まって……!」
なんだか楽しそうにニヤニヤと笑った伊緒くんは、応援とかなんだとか言い出す。
まってよ、なんの応援なのそれ……!!
二人で教室まで向かいながらからかい続けてくる伊緒くんに顔が真っ赤になりそう。
「三倉ちゃんやるねえ〜、あの倉科知佳を相手にするなんて〜」
「もうっ……!うるさいってば……!!」
教室の前に着き、ドアを開ける前に伊緒くんの肩を一発バシッと叩いた。

