先生の元に行くと、結構の量の返却物を持ってきて。
思わず顔を顰めてしまう。
「三倉ちゃんそっち持って」
「え?でもこれだと半分もないよ?」
「いいよー、一応手伝いで来てくれたわけだし」
返却物の三分の二を伊緒くんが軽々と持ち上げて。
ほんとに私これだけでもいいの?とも思ったが、伊緒くんを見るとまだ余裕ありそう。
まあいっか、と思いノート類を持って職員室を後にした。
「……あれ?雪桜ちゃんだ。あと三好くんも」
「あ…!夏目先輩」
教室に向かうのに角を曲がった時。
遠くから歩いてくる夏目先輩がいて。
……なんか、よく会うなあ。
「うわ、大変そうだね」
「まあ……」
「そういえば雪桜ちゃん、この間は大丈夫だった?」
夏目先輩が私にそう聞いてきた。
この間って…カツアゲ…じゃなくて、先輩達に呼び出された時のことだよね。

