チカ先輩のお気に入り。




……っ、あ。
途端に、とあることを思い出してかああっと顔が熱くなった。


一瞬立ち上がろうと動かしていた身体をピタリと止めてしまう。


「……?雪桜ちゃん?」

「あ……っ」

「……どうかした?もしかしてどこか怪我してる?」


私の反応が、変だと思ったのか。
急にずいっと顔を寄せてきて。
さらに、動揺して身体の体温が上がる。


「えっと…、なんでも、ないです……っ!」

「……嘘ついたら許さない」

「う……っ」


そのセリフ、三回目だ……っ!!
目が本気だ。これは言うまで解放されないやつな気がする。

でも……っ。


「言ってよ雪桜ちゃん」

「……っ」

「……雪桜」

「…っ、だって、チカ先輩がさっき、私のことを大切な子って……っ!!」


……っ、なんてこと言わすの!!恥ずかしい恥ずかしい……っ!!
チカ先輩の顔を見ると、驚いたように目を見開いて。