「…ありえねえ、ヴィーナス泣かすとか最低すぎ重罪すぎんだろ俺…、
どこ、なに、……待って?あれか、もしかしてだけど…下手…だった、とか?」
「え…?」
「いやいやいや、アニマルビデオは実践向きじゃねえからって、人体の仕組みから学んだはずだろ俺…、
あれ?俺っていつから学者だったっけ?ってくらい全振りした去年の夏休み何だったんだよちくしょう!!!」
「あ、あにまる…びでお…?」
「あっ、うん、それはアルファベットで略すと違うものに変わるっていう、ワケわかんねえカラクリの言葉です。あは」
自分のせいだと言われたからか、私の涙を拭おうと伸ばしかけた手を引っ込めてしまった結多くん。
そんなものにまた悲しくなっての繰り返し。
「あにまる…びでお……、アルファベット…、っ!!結多くんそんなの見てたの……っ」
「えっ、ちょっ、ちょちょちょちょ!!ナシナシ、ちげえの!え、このみちゃん……?」
「そ、そーいう動画って…、可愛い子たくさんいるしっ、私なんかよりずっとずっと積極的で、身体も……、魅力的で…、」
うっ、うっ。
言葉に出せば出すだけ、ポロポロと止まらなくなって。
それを見た結多くんは暴れたおす。



