「ゆいた…くん…」
「うん。言って。泣いてるのは誰のせい?」
「ゆ、ゆいたくんのせい…っ」
「…………」
言っちゃった……。
隠し事はよくない、だから結多くんも隠さないで。
そんな気持ちを込めて、涙と一緒に。
「───我、切腹いたす」
時代劇でしか聞いたことがないような言葉。
ふざけて言っているのだとしたら、タチが悪い。
結多くんはいつも楽しい男の子だけど、今はしっかりちゃんと話したいんだよ。
なんて思って涙だらけの視界を移してみると……。
「今の時代って通販で日本刀買えんの?あー、模造刀ってなるのか…、ならもういっそのことすげえ切れる鎌とかでも───」
「だっ、ダメだよ結多くん……っ」
本当にスマートフォンで調べては操作していた。
だから思わず止めてしまったのは私。



