「……このみ…ちゃん?」
けど、結多くんと歩いている女の子、すごく可愛かったから。
スタイルも良くて、私なんかには存在しないオーラがあって、遠目に見ていた誰もが「お似合い~」なんて声を揃えていた。
そういえば結多くん、少女マンガに詳しかったりもしたね。
私はあまり読むほうじゃないから全然わからなくて、でも結多くんは知ってたみたいで。
少女マンガは男の子が読んじゃ駄目なものじゃないけど、その一緒に歩いていた人が好きだから、無意識に覚えちゃったのかなって。
「………え、……ちょ……」
「っ…、うぅ…っ、っ、……ぅぅっ」
結多くんは私のこと大好きでいてくれて、私がいれば俺の世界は回るんだって、いつも言ってくれる。
クラスメイトたちに付き合ってることを話したときだって、結多くんの飾らなさに助けられた。
でも、でもね、本当は私はいつだって自信なんかないの。
どうして私なんかを選んでくれたの?って、やっぱり今も思っちゃうときはあるんだよ結多くん。



