それは遠い昔の記憶。



私はその枝を折る。

あなたと結ばれない運命だと言うならば、手折ってしまおう。


あなたと駆けた日々は幸せだった。

それはまるで一つの鳥だったかのように、私たちは自由だった。


空に飛ぶは比翼の鳥、手折るは連理の枝。



【比翼連理(ひよくれんり)】



「次はもう少し楽観的な女の子になりたいな。あと強くなりたい。それでたくさん、あなたに愛されていたい。そんな……私の夢物語」



涙がこぼれ落ちる。


――あなたと夫婦(めおと)になりたかった。

心は永遠にあなたのもの。

叶うのならばどうかもう一度。



「私にやさしいキスをしてください」