沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません



「由乃に触んな!」



黒岩くんは私の腕を引っ張って、救出してくれたけれど。


お母さんのグイグイは止まらない。



「二人は付き合ってるんだよね?」と、私と黒岩くんの顔を交互にのぞいてくる。



「潤さんと、お付き合いさせていただいてます」



潤さんって言っちゃった。

黒岩くんの方がよかったのかな? 


彼氏ができたこと自体、初めてだし。

正解が分からないよ。



「潤。あんたやっと、男を見せたんだね」



「はぁ?」


「ずっと好きだったもね」


「……なっなんで、そのことを」