「じゃあ、桃園くんの知りたいことって何?」 「それは……その……」 桃園くん、急にどうしたんだろう? 恥ずかしそう、肩をモゾモゾしだしたけど。 「一度切れた赤い糸って……また同じ人と結ばれるとか……あるのかなぁ……?」 な~んだ、そのことか。 「お母さんが言ってたよ」 「なんて?」 「一度切れた相手とは、永遠に結ばれることはないんだって」 「……えっ?」 あれ? 今の低い声。 桃園くんとは、別の人の声だったような…… 後ろの方から聞こえた気もしたけど……