「い、いや。立てなくなるのはちょっと…」

「そう?なら、このまま食べちゃってもいいよね?」

ーー骨の髄まで、依里は俺のものなんだから。

「その代わり、俺のすべてを依里にあげる」

「…晴人さんが私のもの」

そう口にして、幸せそうに微笑む依里。

その笑みはまさに女神のようだ。

「俺が自分のもので嬉しいの?」