「依里を連れてこいと言うから、仕方なくここに連れてきたんですよ。

本当は家に閉じ込めておきたいのに」

晴人さんの言葉に、苦笑いが隠せない。


「このくらい親孝行してくれたっていいでしょう。

本当は毎日でも依里ちゃんに会いたいんだから」

「晴人、もっと定期的に依里さんを連れてきなさい。

私もようやくできた義娘に会いたいんだ」

お義母さまの言葉にお義父さまも同調する。