日本文学館主催のハガキコンテストというのがあった。ハガキ一枚にテーマに沿ったエッセイを書くというもの。
 毎月やっていた気がする。
 私は送ってみた。
 入賞した。
 出版社から無料で本に載せるからなんか書いてみないかといったような手紙が来た。私は書いた。そうして出版社から感想が送られてきたと思う。そこにはセンスだけで技術がないといったようなことが書かれていた気がする。
 そうして僕は本に自分の文章を載せてもらった。